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ホーム番頭デュークの業務日誌繊細で優美!ころんとかわいいソフトイエローのイングリッシュローズ「シャルロット」と、「風のガーデン」の話。
番頭デュークの業務日誌
繊細で優美!ころんとかわいいソフトイエローのイングリッシュローズ「シャルロット」と、「風のガーデン」の話。
2009年05月28日
今日も、またまたバラのお話です。

ポメンズたちは、雨で散歩にも出られず、ぶーたれているため、ほとんど愛らしい写真が撮れません。あしからず。
というわけで、またもや新顔ローズのお話にしてしまうのだ。

かなり長い間、探していたんです。ERのシャルロット。

1993年に、イギリスのデビッド・オースチンによって作出されたイングリッシュ・ローズです。
随分昔の作出バラなのに、いまだに人気があるのも、この花を実際に至近距離で見ると、なるほどと頷けます。
写真は咲き始めの花の状態で、かわいいディープカップ咲きですが、咲き進むにつれ、ふりふりひらひらのロゼット咲きとなり、その花形の変化も、たっぷり楽しめます。
樹形もしなやかで、繊細。香りは、ティーの華やかで爽やかな香りが、強く香ります。
こういう香りは、うちのベランダにはいなかったタイプ。もう何度も、花に鼻をくっつけましたわ~♪癖になりそう~。(^^;)
非のうちどころのない、完璧なERだと思います。

コンパクトなので、鉢栽培にぴったりで、ベランダ向きのERとして、何かの本で見て以来、探しておりましたのよ。
当初の計画では、「このシャルロットとアンブリッジローズ(花色:アプリコット)だけを、大きめの鉢に植えて、おしゃれに、ベランダに2本だけ置く予定!」だったのが・・・・、いつの間にか、なぜだか、煩悩のままに好みのバラ収集しまくった挙句、ぎゅうぎゅう詰めのバラだらけのベランダになっちゃいました。
黄色とアプリコットオレンジ系で、ベランダが明るく見えるといいなあと想像しては、にんまりしていたのに。なんだか、全然予想とは違うベランダになっとります。

・・・ア・・・アレッ!?お、おかしいなあ・・・?(--;)

今回、もう買わないと決めて「国バラ」(「国際バラとガーデニングショウ」を勝手に略して呼んどります。)に行ったのに、いきなりその決意を崩したのは、このシャルロットちゃんにそこで出合ってしまった!!からです。
で、雪崩のごとく、決意はもろくも崩れ去りましたわさ。

毎日、ベランダで、シャルロットの香りを嗅ぎまくり、話しかけちゃってますよ。(←かなり危ない人になっている。)
急激に環境が変わったせいか、残念ながらついていた蕾がいくつか茶色くなってダメになりましたが、そろそろ咲き揃った花が終わったところなので、次の花に向けて、しっかりお世話をいたしましょうぞ。
真夏のベランダ、なんとか耐えてね。シャルロットちゃん♪

すっかり、連れてきたバラの話に夢中になっていましたが、もうひとつだけ国バラのお話を。

フローラルステージで行われるイベントも、いつもできるだけ見てくるのですが、今回も、黒柳徹子さんとビーズデザイナーの田川啓二さんの「音楽家の庭~バラの庭~」というテーマのトークショーと、ガーデンデザイナーの上野砂由紀さんと玉崎弘志さんの「北海道ガーデンの魅力」というテーマのトークショーも見てきました。

上野さんは、昨年秋から放映された、倉本聰脚本によるドラマ「風のガーデン」の、あのガーデンを、新富良野プリンスホテルの一角に、約2年もの歳月をかけて、植栽デザインし作られた方です。

ドラマも素晴らしかったのですが、あのガーデンには、毎回、私も釘づけになりました。
あの中には、北海道の冬を越せない植物もいるわけで、春に一斉に植えかえて、また自然の風景に溶け込ませるには、相当の努力がいったことでしょう。
最初の1年の間に、上野さんの作るガーデンの花をじっくり眺めながら、倉本さんも脚本を執筆していったんだそうな。
倉本さんの3年ぶりのドラマ執筆の意欲に応えるかのように、上野さんを含むスタッフの入れ込みようが伝わってきましたよ。むしろ、その作りこみの姿勢に、やられました~♪感動!!

そんな「風のガーデン」を作った方のお話がうかがえると、楽しみにしていたのですが、実際にお会いして、とてもおっとりした華奢でかわいい感じの女性で、ちょっとびっくりしました。そのお顔に似合わず、やると決めたらとことんやり通すという強い意志を持って、素晴らしい成果をあげていらっしゃるんですから。
いまどき、こんなあっぱれな若者もいるのね。オバサンは安心したよ。

上野さんは、1974年生まれ。大学卒業後、いったんアパレル会社に就職されるのですが、ガーデニングの勉強をするために、2000年にイギリスに留学。帰国した翌2001年から、実家の上野ファームの敷地内で英国風をベースとした「北海道ガーデン」の造成を始め、今もオープンガーデンとして公開しているんだそうです。

若いうちから、やりたいと決めたことを貫き通して、35歳の若さで、ここまでの足跡を刻んでしまったわけで、その芯の強さには惚れ惚れしました。
あの「風のガーデン」も、だから惹きつけられたんだなあと、改めて実感しました。

「風のガーデン」も「上野ファーム」の「北海道ガーデン」も、公開されて見られるそうですよ。
これから夏に向けて、北海道・富良野に旅する方は、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
私も行けるもんなら、行ってみたい。(たぶん無理!(;;))

上野さんの「北海道ガーデン」のコンパクト版が、国バラに展示されていて、大賞作品もよかったのですが、私は、上野さんのガーデンに、またもや魅了されました。


この日誌には、写真が一枚しかつけられないので、次回また上野さんのガーデンの写真を載せることにしましょう。
こちらは、上野さん執筆の本です。興味のある方は、読んでみていはいかがでしょうか?

上野さんの庭しごと―上野ファームに訪れるシアワセ時間 (Musashi Mook)


上野砂由紀の庭ノート ガーデン花図鑑 (ベネッセ・ムック BISES BOOKS)


北の大地の夢みるガーデン


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