演劇・映画関連の古本、シナリオの品揃え豊富!シナリオライターや作家を目指す方を応援します!


相互リンクのお申し込みは、
メールにてお願い致します。
【メールはこちら】

ホーム番頭デュークの業務日誌ちょっとつらい報告です。
番頭デュークの業務日誌
ちょっとつらい報告です。
2013年06月25日

3月より新着本のデータアップ作業ができなくなってしまっており、本をお探しのお客様には、本当にご迷惑をおかけしております。

4月に例年開催している「開店日記念セール」もできないまま、5月か6月には実施予定と申し上げましたが、それも結局準備不足でできずにおります。
本当に楽しみにお待ちいただいている皆様に、心より申し訳なく思っております。

ここのところ、ずっとポメ店長の体調が思うように回復せず、次から次へと「クッシング症候群」から出てくると思われるいろいろな重い症状に見舞われ、店員Hも一緒に、必死に病気と闘っております。

4月末より「潰瘍性大腸炎」を丸1ヶ月患い、必死で闘い、スーパードクターのマジックもあって、それもやっとのことで乗り越えました。

ただ、それが治ったと思ったら・・・・・

今度は5月中旬より急激にご飯を食べられなくなり、食べたと思うと全部吐き戻してしまい、今まではそれをなんとか食べ直して胃に入れられていたのが入らなくなってきました。

1週間経ってもほとんど食べられないまま、好きなものすら匂いを嗅ぐだけで、口さえつけずに終わってしまうようになり、とうとう今まで大好きだったものまで食べなくなりました。

とにかく食べさせなければ!と、ありとあらゆるドッグフードやポメ店長が大好きなものを買いに走り、毎日「これならどう?」「これはダメかな?」と必死で出してみるのですが、ドッグフードは全てダメになりました。
昨日食べたご飯も、その後吐いてしまうと、もう次の日そのフードを食べてくれません。

食欲はあって食べたいのに、「これは食べらんないよ」って感じでやめてしまいます。

吐き気が強くて食べられないようなんです。


食欲王だったポメ店長、ここまで食べられなくなったのは初めてのことです。


立派なデカポメだったポメ店長、この1ヶ月半で、すっかり痩せて、一回り小さくなってしまいました。

大・大・大好きで、これなら食べてくれるだろうと、たとえ腎臓に悪くても、と、タラをシリコンゴム製の調理器に入れ電子レンジでチンして、ふうふうして、それを香りが増した状態で温かいうちにあげてみました。

匂いをスンスン嗅ぐのに、逡巡している感じはありましたが、結局口をつけませんでした。

え、えーーーーーーーー!?

こ、これもダメなのーーーーーー!?

ここに至って初めて、「これは大変だ!」ということになり、もう1週間もほとんど食べていない状態だ、そう気づいたその日に慌てて病院に電話を入れ、院長先生が予約診療日でダメかと思ったのですが、聞いてみたら最終時間が偶然にも開いているとのことだったので、急遽また戸塚まで突然の雨の中2匹を連れて、病院へ行って来ました。

他にも、右後ろ足がうまく動かせないのか、腰も痛そうで、常にピクピク震えていて、この日の朝、歩いてちょっとした段差をまたごうとしてバタッと倒れてしまいました。
顔も微妙に左右に震えています。
どこか明らかに痛い!と、元気印の光を放っていた目がよどみ、しんどそうでうつろなその眼は訴えているようです。
この症状も気になるので、もう行くしかありません。

22日の土曜日の夕方。
道路は大渋滞の大混雑。
歩いている人が、渋滞で止まっている車を追い越していきます。
町田を抜けるだけに1時間半もかかり、戸塚近くでも事故渋滞に巻き込まれ、もはや大遅刻です。
家を出てから丸2時間以上かかってやっとのことで病院に辿り着く。
渋滞がなければ45分くらいあれば着く場所です。
参りました。
先生を始めスタッフの皆さん、快く待っていただけて、本当に助かりました。

ただ、駐車場に着いて駆け込むのに必死で、ポメ店長がチッコを我慢していたことに気づかず、受付前でカートインのまま大量チッコをしちゃったよ!!


どわ~~~~~~!!!!(@@)

ポメ店長は、カートの中に立ったままなさったようなんですが、その下に伏せして座っていた付き添い・ゆうくんが、チッコの海に沈み、・・・・・

「チッコも滴るいい男!」になっちゃったよ~~~~い!!


持ち上げたら、ジョジョジョジョジョジョーーーーっ!て毛の先からチッコがしたたり落ちて、まるでシャンプーした直後のよう。

うぎゃあ~~~~~!!!これどうすんねん!?

で、なんとかしようと待合室の椅子のそばによって、ポメ店長を床におろし、ゆうをどけて、なんとか冷えマットの上にたまったチッコを取り除こうと冷えマットさら床に下ろす。


ここまでやったところで、診察室から「Hさ~~~~~ん!」て先生に呼ばれちゃった。

どわどわどわ~~~~~~~!!!!

頭パニーーーーック!!

もう仕方ないから、チッコタプタプの冷えマット、そのままそこに置かせてもらい、受付の人に断って、まず診察室へ。

気が動転しちゃって、説明があたふたヨレヨレになっちゃったけど、なんとか先生にポメ店長を託してゆうくんを連れて待合室へ戻る。


後で思えば、降りる時もうソワソワしてたなあと・・・。
失敗した。
ホントにごめんよ~~~!
チッコしてから入るべきだったね。
渋滞で我慢させちゃったのに。

ポメ店長、ゆうくん、ごめんよ~~~~!!!

店員H、なさけなか~~~~!!

落ち着けよ、店員H!!

もうボロボロ。


片付けながら、ゆうくんを拭きながら、ひたすら待つ。

この日は、本当にその時間が長く感じました。

病院に着くなり大事件でしたが、気になるのは診察結果ばかり。

悶々として待ちました。


数十分後、先生がポメ店長を抱っこして出てきて、もう誰もいなくなった待合室で、説明を始められました。

いつもと違う先生の重苦しい表情・・・・

それを見て、「ああ、これは只事じゃない」と直感してしまいました。


案の定な内容でした。


血液検査とエコー検査の結果、残念ながら、ポメ店長の副腎に腫瘍が発見されました。



「クッシング症候群」の大元はこの副腎の腫瘍から発していたのです。

見つけてくださったのは、先生が初めてです。

これまでのかかりつけの先生は、右の腎臓がもう機能しなくなって塊になってしまっていて、エコーでも副腎がその陰になってしまって見えない・・・
大学病院などでMRIで見ないと原因を特定できないけれど、MRIは麻酔が必要になるので、ポメ店長にはやらない方がいいということで、原因を特定できないまま、トリロスタン投薬を決め、この日まできたのです。

「クッシング症候群」の原因は、脳下垂体か副腎のどちらかに腫瘍があることに起因するか、それまでにアレルギー症状などでステロイド剤を長く投与したことに起因するかの3つのどれかが原因となるようです。
命令系統がおかしくなって、副腎がステロイドホルモン(コルチゾール)を必要以上にどんどん出すようになってしまう病気で、「症候群」と言われるように、それが原因で、次から次へとあらゆる症状が襲ってくる怖い病気です。

下垂体に起因する方が8割で、副腎の腫瘍に起因するのは1割くらいなのだそうです。

その1割に入ってしまいました。

もう少し若ければ、麻酔をして外科的手術で副腎の腫瘍を除去することで、治る可能性もありますが、この手術は太い大動脈や静脈がそばを通っている副腎なので、腫瘍がそれに巻きついたり浸潤してしまっていたりする場合、大出血を起こして手術中に亡くなるケースの方が多く、手術に成功したとしても、予後がよくない場合が多いのだそうです。

また、難しい手術なので、大学病院などでしか手術できず、治療費も莫大な額になってしまいます。
とても現実的ではない、と、前のかかりつけ医からも聞いていました。

膀胱の上皮ガンについては、放射線治療や抗がん剤を避け、このガンには効果が確認されているといわれる抗炎症剤のバキソの内服を選び、ずっとこの3年半飲み続けてきて、それが功を奏したのか、影は全くないとのこと。

膀胱からガンが消えた!

せっかく膀胱ガンには打ち勝ったのに・・・・。

しかも、血液検査の結果を見ると、腎臓の数値は下がっており、とりあえず今は腎不全の方も落ち着いた状態にあるようです。

ただ、膀胱ガンを食い止めるために飲み続けているバキソは、胃にも腎臓にも相当の負担がかかる薬なのだそうで、バキソ投与を一旦中止することになりました。


2年半前にやっと「クッシング症候群」と判明したのですが、たぶんそれ以前から、副腎にも腫瘍が存在し、他の臓器や腹膜にも転移している可能性が大です。

「クッシング症候群」の場合、薬の値段がかなり高額なため、治療そのものを諦める飼い主さんも多いと聞いています。

それでもポメ店長の命と引き換えにはできません。
迷わず、コルチゾールの阻害薬・内服薬「トリロスタン」投与の治療を選び、今日までずっと頑張って飲ませてきました。
副作用が弱い薬といえども、当然ながら、全くないわけではありません。
不安でしたが、トライするしかありませんでした。

高額の検査を繰り返し薬の量を決め、以来、トリロスタンをずっと内服していたのに、一向に症状は治まらず、どんどん次から次へと試練が襲いました。

今思えば全て「クッシング」のせいだったと思われます。


しかも、「クッシング症候群」の進行で、「血栓」までできてしまっていると、先生は重苦しく伝えてくださいました。

これが一番ショックでした。

これはもう命に係わる事態です。


いつこの血栓が肺や心臓や脳に飛ぶのか・・・・!?

どこに飛ぶのかも予測がつかない。

飛んだら、終わりです。


これは「クッシング症候群」の症状のひとつで、「突然死」もある恐ろしい病気なのです。

筋委縮も「クッシング」の症状です。

散歩大好きで鍛え抜いたポメ店長のあんなにりっぱだった足の筋肉も、今は触るとびっくりするくらい筋肉が削げ落ちて、ほそ~くなってしまっています。

右後ろ足が思うように動かせないのも、このせいだと思われます。

膀胱結石(同時に前立腺にも肥大があり去勢しました)の術後すぐに出始めたので、もう3年半前からずっと悩み続けている皮膚の「膿皮症」も症状のひとつです。


何もかも、このにっくき副腎の腫瘍の野郎のせいです。

「血栓」という言葉を聞いて、目の前が真っ暗になりました。


あと、どれくらい生きられるのか?・・・・・

誰にもわからない。

でも、この「血栓」という爆弾を抱えた以上、いつそれが訪れてもおかしくない状況です。


ご飯については、看護婦さんが「ヒルズのa/d缶」と「アイムスのAアシスト」という「高カロリーの流動食」をシリンジで流し込んだところ、おいしそうに食べたそうで、実際にまたそれを持って来て説明いただいている間も、看護婦さんに「クレ!クレ!おくれよ~!」と膝をチョンチョン。

ああ、とうとう流動食か・・・・
それだけは、嫌だったのに・・・・。

ポメ店長、催促よしてくださいな。恥ずかしいです。

でも、そんなにおいしいの?

なんだか切ないよ。


帰りの車で吐いてしまうといけないからと気遣いいただき、「おうちに帰ってからだよ~」とポメ店長に言い聞かせてくれました。

切なそうな声でフンフンしばらく鳴いていましたが、缶詰どっさり買い込んだので、とりあえず我慢することにしたようです。(^^;)

ここまで食事のことまでちゃんとあげてみて、考えて指導してくださる病院は、初めてです。

一番の悩みどころだったので、本当に助かりました。

やはり院長先生の見立てだけでなく、全ての病院スタッフさんの知識力もズバ抜けています。

同じお金払うなら、遠かろうとなんだろうと、大切なポメ店長の命を任せられる、信頼できる、こういう獣医さんに託したいです。
もう迷いはありません。
最期まで覚悟を決めて、ここで診ていただくことにしました。


先日の抗生剤注射に対するアレルギー症状が出てしまったゆうくんのみならず、ポメ店長もこの日同じように抗生剤注射をしてちょっとマズルが腫れていたこともあり、今後は注射は慎重に考えなければならなくなりました。

先生からは、今までの経過をずっと診ていないので、正直判断が難しい部分もあるけれど、もう長い間、ポメ店長はありとあらゆる薬を飲みすぎていて、それらの薬の副作用も相当内臓にダメージを与えていることを指摘され、とりあえず「クッシング症候群」の内服薬である「トリロスタン」以外は、全部飲まなくていい!ということになりました。


心臓も雑音があるんです。

腎不全も進んでいます。

薬の副作用もあり腎臓には相当の負担がかかっています。

肝臓値の高さも副作用かもしれません。

もしかしたら、腫瘍の転移も考えられます。

貧血もひどいです。

もともと膀胱ガンが見つかった折、腎臓にも影が見えるといわれています。


それでも他の薬の悪影響を絶つ方がいいと先生は判断されたようです。

獣医としても大変な英断だと思います。


腎不全に加え、クッシングからも、薬の副作用からも、
吐き気があり、胃腸もボロボロなんだと思います。
少なくとも、薬の副作用からくる吐き気だけでも今はとってあげたい。
まずはそこから・・・・ということなのでしょう。


「今は食べること!」の方が大事だから、と。

「命の源は食にあり!」なんです。

やっぱり、そうだよね。

これが原点だよね。


あとは腎臓のフォローのための一日置きの家点滴。

トリロスタン投薬と点滴だけです。

とてもシンプルになりました。

これで、食べさせる努力に集中できます。



この3年半、こんなにもたくさんの爆弾を抱えて、ポメ店長、ホントに元気に暮らしてきてくれました。

13才の誕生日直前の12才の秋に、2度目のシュウ酸カルシウム結石除去手術を受けた時に、膀胱ガンが判明し、「余命半年」と言われから、もう3年半が経ちました。

機能している左の腎臓もあと2割も機能していません。

そのうえ、「血栓」。

まさに、体中に爆弾だらけです。

今も震える様子を見ていると、きっと相当の痛みがあるんだと思います。


ずっとお薬飲むのが嫌で嫌で逃げ回り、なんとか騙して飲ましてきたのに、先達ての「大腸炎」でとうとうばれてしまい、薬を無理矢理口こじ開けて突っ込むしかなくなるに至り、店員Hもここのところ心が折れそうな日々を過ごしてきました。

それだけに、先生の言葉に、複雑ながらも、ちょっとだけ「ああ、よかった」という、不思議な安堵感みたいなものに包まれました。
もうお薬にまみれなくていいんだね。って。

この「クッシング症候群」になる原因に、飼育環境の変化や家族関係の変化などによるストレスもあげられています。

正直思い当ることもありました。

さらには、もしかしたら、神経質なポメ店長には、薬を飲むこともストレスになったのかもしれません。

だから、ちょっとだけ、「ああ、もう無理矢理飲ませなくていいのか」というなんとも言えない寂しさと混ぜこぜの思いに包まれていました。


ホントによく頑張ってるよ。ポメ店長。

褒めてあげたいです。


帰宅後、すぐに「流動食」をお皿に入れて出してみましたが、少しは食べたものの、もう一匙追加したら、もうプイッと。

なっ!?なんで!??

あんなに看護婦さんには欲しがって甘えてたのに!!

どうやら「美人の看護婦さんから」食べさせて貰いたかった模様・・・・。(--;)おい!

でも、ポメ店長らしいや。


一晩涙が枯れるまで泣きましたが、もうダイジョブ!!


いつ「その時」がくるかはわかりません。

そんなに先のことではないかもしれません。

とにかく、一日一日、一瞬一瞬を大切に、ポメ店長と少しでも長く一緒にいて、思い切り愛してあげたいと思っております。


今も「流動食」をホントに少しずつ、1時間置きに湯銭して温めてあげながら、もう好きなものを食べさせてあげたいと、今までダメっていってきたようなものもほんの少しだけあげています。

喜んで食べてくれます。

ちょっと食べすぎて吐いてしまうこともまだありますが、それでもポメ店長、まだ食べる気満々です。

それでこそポメ店長だよ!


一日の大半を食っちゃ寝食っちゃ寝で過ごすポメ店長ですが、今日多少食べられて元気が出た様子だったので、夕方少しだけ散歩に出られて休み休み歩き、帰ってお腹もすいたのか、「流動食」をいつもより多めに食べて、大満足でまた寝に行きました。

寝てる顔見てても、なんだかしんどそうだけど、とても16才には見えないってみんなが言ってくれるように、まだまだとても「そのとき」は遠い気がしていたんだけどね。

でも、今は考えません。

とにかく「食べさせること」だけ考えて、毎日楽しく暮らしていきたいと思います。


そんなわけで、1時間ごとに食事の世話があり、今は正直とてもデータアップ作業などの集中力と時間のかかる作業ができません。

もちろんご注文品の発送は、続けておりますので、どうぞ今商品棚に並んでいる本は、ぜひともご注文くださいませ。
正直、治療費がかさんで大変なので、ぜひとも応援がてら、お買い求めいただけると嬉しいです。


新着本を楽しみにお待ちいただいている皆様には、本当に申し訳ありません。

わがままを言って申し訳ありませんが、もうしばらく店員Hに時間をください。

できるときは、少しずつでも新着本アップもトライするつもりです。

セールも秋にはできたらいいなと思っております。


「11月26日のポメ店長の17才の誕生日」がなんとなく次の目標のようになっていましたが、あまり先を見るとしんどくなりそうなので、とりあえず「夏越し」だね。

っと、心に決めました。


どうかポメ店長に元気玉送ってやってください。

よろしくお願い致します。m(_ _)m



追記:

因みに、「チッコも滴るいい男」になって大惨事になってしまったゆうくんですが、帰宅後深夜のシャンプー大会。

眠くて寝たいのに起こされて、いい迷惑!なゆうくんなのでした。

ゆうくん、災難だったね。(^^;)

  Powered by おちゃのこネット
ホームページ作成とショッピングカート付きネットショップ開業サービス