番頭デュークの業務日誌
「南極のペンギン」(高倉 健・著)
2012年01月06日
一昨日、昨日と、いきなりこの本が立て続けに売れ始め、なぜか出品していた本全て売り切れてしまったんですが、どっかのテレビの番組かなんかで紹介されたんでしょうか?
因みに、この本店サイトの他にも、Amazon.co.jpのマーケットプレイスにも出品しているので、そちらでも注文が入るわけです。
古本ですから、1冊1冊本の状態が違うわけでして、その状態説明ももちろんつけた上で出品しております。
たいてい、しばらく動かなかった本がこんな風に突然売れ始めるのは、「テレビで紹介された」という原因がダントツトップなわけです。
ただ、自分がその情報をつかんでいれば、ビックリしないんですが、知らない間に立て続けに同じタイトルの本が売れると、ちょっと気味悪くなったりもするわけで・・・。
しかも、どの本がどのお客様からの注文品かを間違えないようにしなくてはならなくなり、この作業がややこしくなるわけなんです。
通常は、同じ本を同じ日に梱包して出荷する、なんてことは、めったにあることではありません。
それでも、時々、封をしてしまった後に、あれ?合ってたかな?大丈夫かな?と不安になることもよくあり、どうにも不安になって、せっかく封をしたのに、また開けて確認して梱包しなおし、なんてことも。
まだ、初めて間もない頃、一度、商品と一緒に手書きの御礼のお手紙を、間違えて違うお客様の商品にテレコに入れて送ってしまったことがあり、それ以来、こういう凡ミスが、どうにも恐くなってしまった店員H、いつも梱包作業の最後、封を閉じるときは、緊張が走ります。
お手紙にお客様の個人名を書いていたので、すぐに直接ご連絡して、ひたすら謝罪あるのみ。
やってしもうたぁ~。一番気をつけなきゃいけないことなのに・・・。
・・・と最悪な気分になったもんです。
たいてい、この作業を深夜にやっていることが多いので、眠気に襲われることもしばしばで、ドキドキもの。
あの悪夢が浮かんでは消え、浮かんでは消え・・・・します。
そういうときこそ、何度も何度もお客様のお名前を確認し直して封を閉じることにしています。
特に、危ないのは、昼12時くらいまでにいただいたご注文は、できる限りその日のうちに発送をするように心がけているので、午後梱包する分なのです。
ヤマトさんが集荷に来る直前に、作業をすることになるので、急いでいて確認に時間があまりかけられないときで、荷をヤマトさんに渡した後でも、また不安になってきたりします。
そういう緊張感でいつも梱包作業をしております。
それが、同じ日に、同じタイトルの商品が、ずらっと並ぶと・・・・・。
緊張感、今までにないほどのマックス状態!!
待てよ~。
こっちがこの方で、こっちがこの方で、あっちがこの方で・・・・
いやいや、ダイジョブか?
間違ってないだろな?
こっちがアマゾンで、こっちが本店・・・
だから、これでいいんだよな・・・。
うん、うん、間違いない。
よっしゃぁ・・・封を閉じますか・・・
・・・・・
いやっ、ちょっと待て。
ホントにダイジョブかぁ~?
落ちつけ。
もう一度確認しとこう。
こっちが・・・・・・・(refrain)
こんな具合で、埒があきまへん。
どんだけ確認すんだよっ!っていうくらいしつこく確認しました。
なんせ「帯付」とか、「帯無」とか、「初版」だったり「再版」だったり、・・・
本の状態に至っては、ぜ~んぶそれぞれ状態が異なるわけです。
気にしないで、ただ読めればいいから、と買っていただけるお客様ならまだ間違ってもあまり怒られませんが、たいてい古本をお求めのお客様は「初版本」に拘られていたり、「帯付」に拘られていたりすることが多いんです。
それぞれで少しずつ本の価値も変わってくるので、値付けの時には、そういった古本の条件で多少お値段も上下してきたりもするわけです。
それを間違ったら、もう大変です。
やはり始めたばかりの頃、データを入力する時点で、初版本と再版本を間違えてアップしてしまい、お送りした後で、「初版本を探していたのに」とお怒りのメールを頂戴し、返品していただくことになり、お手間をかけてしまい、これまた「大失敗してしもたぁ~。」と痛い失敗をしたことが。
それ以来、肝に銘じて、細心の注意を払ってデータ入力しているつもりなんですが、やはり人間ひとりがやること・・・。
どんなに注意していても、どうしても間違いがあったりもして、時々棚卸ししながらチェックしていて、そういうミスを発見して、「気付いてよかったぁ」と、心臓バクバクになったりすることもあります。
一番失敗で多いのは、Amazonと本店に同時出品している本が、Amazonで売れて売切れになったのに、本店サイトのデータを売切れにするのを忘れて、後日2重にご注文が入ってしまった時点で気づき、またもや平謝り・・・的な・・・。
また、本店とAmazon逆の場合も、然り。
もうホントになぜかこれが多くて、泣きそうな想いをしたこともあります。
しかも、自分のせいではなく、システムの問題で、ちゃんと作業をして売切れ表示を出したはずなのに、なぜかそうなっていなくて、大量に2重売れが続出してしまったときなどは、どうすりゃいいのさ?と、ひきつりましたもの。
そういう時に限って、「南極のペンギン」のように、テレビで紹介されて、突然、あっちからもこっちからも注文が来て、全部2重売りになってしまったりして、もう大混乱!なんてこともありました。
やっとそこで、システムの異常に気づいたわけですからねぇ・・・。
本当に焦りました。
困り果てました。
とにかく、古本ですから、1冊1冊状態が全て違うわけで、代替え商品はないので、本当に扱いに緊張します。
いつも冷や汗ものです。
そういう失敗を元に、いろいろ試行錯誤しているつもりなんですが、なかなか完全にトラブルをゼロにするのは難しいことですね。
本店だけにすればこういうことは起こらないのですが、海外からのご注文も多く、独自サイトで取引するよりもアマゾンのシステムを使わせていただく方が、お客様にとっても楽に商品を買えるという利点があります。
そんなわけで、Amazon出品もやめられません。
もしかしたら、これから先も、時々、こういうトラブルが起こり、ご迷惑をおかけすることもあるやもしれませぬ。
もし、そんなトラブルにあんこ~るでのお買い物で遭遇してしまったら、どうかどうか事情お察しの上、大きく広いお心で、どうかどうか許してやってくださいまし。
でも、でも、ひたすら毎日こんなに緊張しながら、こういう凡ミスをなくすように、出来得る限りの細心の注意と努力を払って作業しております。
これからも、精進致します。
先に謝っておいてどうする?の店員Hでした。ぺこり。
・・・で、
話は戻りますが・・・
「南極のペンギン」・・・
結局、何で紹介されたんざんしょ?
お気づきの方は、ぜひ教えてください。ぺこり。
何冊も同じ本を並べて、う~ん、う~んと息まで止めてしっかり確認して、本日までに全てのご注文分、発送完了致しております。
全て速達で発送しておりますので、遠くでも明後日までには、お手元にお届けできるはずです。
古本屋を始めて、正直、これだけ同じ本を一斉に送ったのは、初めての経験でした。
「あんこ~る」をご利用いただき、本当にありがとうございました。
まだ、未整理在庫の中には、この本、まだ数冊あったような気もしますが、倉庫を全部ひっくり返さないと出てこないと思われますので、すぐには出品は無理そうです。
申し訳ありません。
どうしても他でも入手困難な状態になるようでしたら、「お問い合わせ」からメールでご連絡ください。
お時間はいただくことになってしまうかもしれませんが、気長にお待ちいただけるようでしたら、探してみますので。
確実に在庫があったかどうかまでは、未整理状態ですので、勘違いかもしれず、確約はできませんが・・・。
ヤマトさんも今日の担当さんは、ポメンズのお散歩の時間を気にしてくれて、早めに集荷に来てくれるようになったんで、その気遣いがとてもうれしかった店員Hです。
おかげで、今日はまだなんとか明るいうちにお散歩に行けましたよ。
ポメ店長も、昨日お休みだった分、やる気満々、大ハッスルです。
仕事の緊張が解けて、店員Hもお散歩で、頭も気持ちも弛緩(リラックス)させていただきました。
気づけば、冬至を過ぎて、日が暮れるのも少しだけ遅くなって、冬至前みたいに4時半には暗くなる=勘弁して!状態からは脱することができました。
それだと、どうしても集荷の時間と重なってしまって、いつも真っ暗散歩だったり、お休みになったり、って困ってたんですよね~。
それが、昨日も5時前でもまだ明るかったし。
明るいうちに、お家に帰ってくることができましたよ。
少しずつ、あの悩みからも解放されそうです。
寒さは厳しいですが・・・。(^^;)
ま、まあ、・・・寒いけど、お散歩っていいね。ポメ店長!