番頭デュークの業務日誌
ゆうくんの「うちの子記念日」
2012年06月16日
今日、6月16日は、ゆうくんの「うちの子記念日」です。
2年前の今日、ゆうくんはおどおどしながら我が家にやってきました。
ゆうくん、当時9才。
そして、ポメ店長と番頭デュークの弟になりました。
当時ポメ店長13才、番頭デューク12才。
爺ポメ3兄弟の誕生です。
ゆうくんは、何が起こったのか、まったくもって、???だったことでしょう。
突然住み慣れたおうちを離れて知らないお家に連れて来られ、自分の身に何が起こったのかチンプンカンプンのまま・・・。
我が家に到着しても、入ってきたキャリーからなかなか出てこられず。
ちょっと出てきては、自分に注目が集まると、そのままバックオーライでサササッとザリガニのようにまたキャリーに戻ってしまう「やどかりゆうくん」状態でした。
それが、すっかり今では、往来のど真ん中で、まったく動じずへそ天で爆睡の堂々たる居住まいです。
こんな姿など、当時は想像もできませんでした。
ゆうくん、すっかり「うちの子」になったね。
あの頃は、まだ番頭デューク兄ちゃんもいて、なんだかショボンとしていたゆうくんを気遣うかのように、ゆうくんとよく一緒に遊んでくれてたよね。
デュー兄ちゃんとゆうくんが一緒に過ごせたのは、たった5ヶ月だったけど、デュー兄ちゃんのおかげで、ゆうくんが我が家に融け込んでくれるスピードが速まった気がするんだ。
デュー、ありがとね。
そんなデュー兄ちゃんが突然虹の橋に行っちゃったから、しばらくゆうくん元気がなくなっちゃって、必死で家中探しまわってたよ。
もう少し、一緒に遊ぶ姿が見ていたかったな。
やってきた頃は、ゆうくん、まだ「てんかん」の薬を飲んでおらず、毎日のように発作が続き、ひどい発作のときは失禁してしまい呼吸が止まってしまったこともありました。
店員Hもどうしていいのかわからず、ゆうくんのしんどさをなかなか取り除いてあげられずに悩んだこともありました。
それでも、病院で診ていただいて薬の量が適量になっていくにつれ、重い発作もなくなり、楽しそうに遊ぶようにもなってくれました。
薬を飲み始めた当初は、薬の副作用で一日中寝っぱなしなんてこともあって、これまた不安になったりもしましたが、だんだんそれにも慣れて、起きてる時間も増えてきました。
おかげで、お散歩の楽しさにも目覚めてくれたんですよね。
それまでは、お散歩をしたことがなかったのかもしれませんが、リードをして外を歩けない状態でした。
少しずつ芝生の上で歩く練習をして、いまでは好き勝手には歩ける状態になってきましたが、リードをつけて歩こうとしたり、外でしばらく歩いていると、多少緊張したりするのがきっかけになるのか、てんかんの軽度の発作に見舞われることがわかり、先生にも「無理に歩かせて発作を誘発しない方がいい」と言われたのをきっかけに、カートに乗ってのお散歩がゆうくんスタイルになりました。
カートインでもお散歩はいつのまにか大好きになり、ポメ店長よりも先に飛んできて「カートに早く乗せてよ~」とくるくる回ってアピールするくらいになっちゃいました。
お出かけが大好きなゆうくんです。
我が家に来る前の2年間は、お父さんが事故に遭って突然帰って来られなくなって、世話をしてくれていたお姉さんが一日1回来てくれる以外は、ずっとひとりぼっちでお留守番していたゆうくん。
その長く辛い日々はゆうくんの心にキズを残していました。
店員Hを頼りにしてくれるようになり、絆が深まってくるにつけ、よけいに分離不安の症状がどんどん出てきてしまいました。
ちょっとトイレやお風呂で店員Hの姿が見えないとヒャンヒャン大騒ぎして探しまくりで、寝ていてもわざわざ飛び起きてどこへ行くにもついてきて、まるでストーカー並みのまとわりつき度でございました。(苦笑)
いまだにその傾向は残っているものの、落ち着いて眠れる時間も増えてきました。
小さい変化ですが、嬉しい変化です。
こんなに店員Hのことを頼りに想ってくれるゆうくんが、たまらなく愛おしいです。
ストーカー大歓迎!
抱きしめちゃうぞっ!
2年前の今日は、とってもナイーブでシャイな男の子だなあと思ったんですけど、だんだんその後ゆうくんのいろんな個性を見せてくれるようになりました。
ひとつひとつ「我が家流」を覚えてくれて、いろんな表情を見せてくれるようになって、甘えん坊の坊ちゃんだけど、そんなゆうくんがだぁ~いすきっ!
うちの子になってくれて、本当に、本当に、ありがと~♪
11才で迎えた2回目の「うちの子記念日」は、のんびりまったり一緒にくつろいで過ごせました。
それでも、こうやって珈琲を入れると、クンクンクンとお鼻をくっつけて香りを一生懸命嗅ごうとします。
これだけはゆうくんがやってきてからずっと、必ず毎回興味を示すアイテムなんです。
前のおうちでお父さんが珈琲飲んでたのを思い出すんだろうか?
って、想像してます。
きっと前のおうちを思い出す香りなんだろうね。
店員Hが知らないゆうくんの9年間の思い出。
それも、一緒にひっくるめて、これからまた「うちの子」ゆうくんとの楽しい日々を過ごしていきたいと思います。
愛おしくて、愛おしくて、たまらない、ゆうくん、
うちの子になってくれて、本当にありがとう!!
3年目もポメ店長とみんなで一緒に、いっぱい遊んで楽しく過ごそうね!