スクリーンプレイ出版 2003年3月・初版第2刷 (2000年4月初版刊行) 程度A カバーに、多少のスレ・キズ・汚れ・オレ痕。元々出荷時よりカバーの折りがわずかにずれていたようで、背が裏側に多少折れこんでしまっています。 天・地・小口に、わずかに汚れ。表紙に読みオレ線あり。中は、1pだけ(42p目)2か所文字書き込みあり。その他は書き込みもなくきれいな状態です。 ソフトカバー サイズ21cm 145p 定価1,200円 ISBN4-89407-235-1■主な登場人物紹介 [※( )内は俳優名]イシュマエル・チェンバース(イーサン・ホーク) 地元の新聞記者。かつてのハツエとの恋を忘れられずにいる。ハツエ・ミヤモト(工藤夕貴) カズオの妻。かつてイシュマエルと恋仲だった。カズオ・ミヤモト(リック・ユーン) 日系2世のアメリカ人。友人の漁師の殺人容疑に問われる。フィールディング判事(ジェームズ・クロムウェル) カズオの殺人容疑をめぐる裁判の判事。ネルス・ガドマンツソン(マックス・フォン・シドー) カズオを弁護する老弁護士。アーサー・チェンバース(サム・シェパード) 公正な新聞記者であったイシェマエルの父。■STORY「この映画は、『シャイン』のように、人が魅せる、そして歴史的事実に基づいた、人間の感情を描いた物語です。この作品では多くの物語が絡み合っています。死、裁判、戦争など、ミステリアスな事柄の連続です。しかし、大半を占めているのはラブ・ストーリー―報われないラブ・ストーリー―です。これは、最も感動的なラブ・ストーリーだといえるでしょう。」(スコット・ヒックス監督によるコメントより)この映画は、『シャイン』でアカデミー賞にノミネートされたスコット・ヒックス監督が、デヴィッド・グターソンのベスト・セラー小説を映画化した作品で、ミステリーと悲恋、正義、そして今も世界中を支配する災悪を深く描いた作品です。舞台は第二次世界大戦から数年が経過したアメリカ、太平洋岸の北西部。物語は、地元漁師を殺した罪に問われた日系アメリカ人の裁判を取材する新聞記者、イシュマエル・チェンバース(イーサン・ホーク)の視点を通じて語られていきます。裁判によって村人は、真珠湾攻撃を機に、隣人であった日系アメリカ人たちを強制収容所へと送ってしまったという、恥に向き合わされます。そして同時に、立派に成長したが心に傷を負ったままのイシュマエルが、今では被告人の妻となっている日系アメリカ人女性へのかつての愛情から、自分自身を解放するための転機となっていきます。本書には日英対訳完全シナリオ、監督スコット・ヒックスが、特別な想いを抱いていた原作を映画化するにあたっての経緯を語ったコメント、また、映画からの多くのスチール写真や映画製作の資料として使われた1940年代の記録写真、キャストの紹介などが掲載されています。■ENGLISHこの映画で本格的なハリウッド・デビューを果たした工藤夕貴。役柄上、彼女のセリフはさほど多くはありませんが、セリフが少ない分、一言一言に深い意味が込められています。彼女がイシュマエルに宛てた別れの手紙など、英語学習に応用できるシーンも少なくありません。全体を通して法廷でのやりとりが頻出しますが、使われている英語自体は難しくないので簡単に理解できるでしょう。弁護士ネルスの最終弁論は、聞く者の心に強く訴えかけます。リスニング難易度 ★★ 中級