小学館 1997年3月・初 程度A 帯無 カバー全体に多少のヤケ・スレ・汚れ。天・地・小口多少のヤケ・汚れ。全体的にはキレイで状態良好です。 サイズ20cm 254p 定価1,750円 ISBN4-09-362101-2日本人にとって身近で遠い物語「源氏」を分かりやすく解説。誰もが楽しみながら読める「源氏」入門の決定版。むずかしい古典と敬遠されがちな『源氏物語』が、現代の読者にもっと親しみ楽しみながら読まれることを願って、物語の概要と必要な基礎知識を、わかりやすくまとめた一冊。で全体の成り立ちを解説、では各巻ごとにていねいに物語を紹介、作者紫式部の息づかいが伝わってくるようだ。続いて名場面鑑賞、登場人物像、平安貴族の生活と風俗、紫式部の生涯、物語の読者と広がり、という内容。で著者は式部が夫宣孝と死別後、時の最高権力者、藤原道長の庇護と愛を受けた招人であったと明言、『紫式部日記』の研究に基づく著者ならではの見解で、華やかな王朝時代に身をおく式部の栄光と苦悩への視点が示されている。巻末に源氏物語年表、関係地図などをそえて、原典や現代語訳で読む時にもよい手引きになるように工夫。秘蔵の絵巻・扇面画約40点を巻頭カラー図版・本文中に収録。どこから読みはじめても楽しめる「みちしるべ」になっている。