番頭デュークの業務日誌

画像: ゆうくんのびょーきのはなし

ゆうくんのびょーきのはなし

2011年09月10日

こんばんは。

明日で震災半年になりますね。
あっという間にも感じますが、被災者の皆様には、辛いしんどい時間で随分長かったことと推察致します。

心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧、復興を願っております。

ちょうどあの震災の直前から始まったポメ店長の嘔吐と下痢。
ポメ店長の体調が悪化してから、半年ということになります。
膀胱ガンに、クッシング、甲状腺機能障害に加えて、6月に腎不全が発覚し、それ以来、毎日のお家での皮下点滴に耐え、頑張って病気と闘っています。

おかげさまで、ポメ店長の下痢は最近止まっています。
嘔吐も回数が明らかに減りました。
昨日も吐いちゃったんですけどね。
前は何度も何度も吐いていたのが、最近は吐いても1回か2回で止まります。
一日に一度も吐かないですむ日も増えてきました。

体への負担を考え、MRI検査は控えたため、クッシングの原因が副腎と脳下垂体のどちらにあるかがはっきりしなかったのですが、この夏、一時、足の震えなどがあったことから、おそらく脳下垂体に腫瘍があるだろうことが推測できると先生にも言われました。

ポメ店長、目下14才と9ヶ月。
11月26日には15才の誕生日を迎えます。

たくさんの病気と闘いながらも、毎日のお散歩やご飯を楽しみに、今を元気いっぱい生きてくれています。

本当に頭が下がる想いです。

ワンコは今この時を生きることだけを楽しんで生きています。
将来どうなるか、どんなことが待ちうけているか、不安になったり心配したり、そんなこと考えません。
ある意味、ホントに羨ましいです。

だからこそ、今この時を一心不乱に生ききるために、少しでも楽しく過ごさせてあげたいなあ・・・と、店員H考えています。


そして、ゆうくんもまた、頑張ってるんです。

去年6月に縁あって我が家の子になったゆうくんですが、その直前の2年間面倒をみてもらっていたペットシッターさんから伝えられていたのは軽い「てんかん」があること。
まだ薬は飲んでいないということでした。
我が家に来て、毎日様子を見たところ、てんかんの発作の回数が多いことが判明。
先生の指示もあり、我が家の生活に慣れるまでの間しばらく様子を見ましたが、それでもてんかんの発作は増えるばかりでした。

そして、去年の秋からてんかんの薬を飲み始め、検査をしては薬の量をコントロールしてきました。

それなのに、一向にてんかんの発作が治まらないのです。
てんかんをネットで調べまくりましたが、薬を適量飲んでコントロールできれば発作が減るはずであるとありました。

減らない発作。
なぜ?

訳あって今年2月にかかりつけの病院を転院して、新しい病院で診ていただいていたところ、ポメ店長の脳の腫瘍が推測されると診察された頃、同じく、MRIはゆうくんも発作が多すぎて全身麻酔に耐えられない可能性があるとのことで、検査はしていませんが、足の動きの反応を診ていただいたところ、ゆうくんも脳に腫瘍がある可能性が大きいことが判明しました。
てんかんの発作は、その影響だろうと・・・。

店員Hのショックの大きかったこと。

愛するポメ店長もゆうくんまでもが、脳に腫瘍がある・・・。

人間であれば、手術で治る可能性もありますが、獣医学では今はまだ現実的ではないのだそうです。

ポメ店長の腎不全も然り。
犬には人工透析という治療法はできないため、点滴で毒素を薄めるしか方法がないのだと。

いずれも本当に重い現実でした。

シニアになれば、ワンコだって体にいろいろ壊れてくる部分もあることは覚悟せざるを得ないことですが、こんなにたくさんの重い現実を一気に受け止めざるを得なくて、店員H、少々混乱しました。

でも、とりあえずそれぞれなんとか対処療法をしていくしかありません。

ポメ店長も去年末あたりから、一時、冬に散歩にさえ行けなくなるほど弱ってしまった時期もありました。
それでも、今は毎日の点滴と、投薬治療と、サプリメントと、水素イオン水と、療法食のおかげで、短いけれど散歩に行きたいと自ら要求するまでに元気が戻りました。
心臓もグレードがあがってしまっていることが判明したポメ店長、心臓薬も飲み始めたので、あまり長い散歩はさせてあげられません。
それでも「今日も行ける!」ことが、嬉しいようです。

ゆうくんも、相変わらず毎日小さい発作が頻発しますし、時折失禁まで起こしてしまうような重い発作にも見舞われますが、去年と思うと薬のおかげで発作の回数が抑えられているのも事実です。

ゆうくんもお散歩が大好き!
これまでは、あまりお散歩をしたことがなく、右足が折れた痕があり、そのまま固まってしまっているため、いまだ多少痛むのか、外を歩くと足をあげてしまい歩けません。
少しずつ草の上などで歩く練習をしたところ、柔らかい土の上や草の上なら、愉しそうに歩けるようにはなりましたが、緊張するせいか、発作が出てしまうのです。

「発作を起こすこと=脳の細胞が死滅していき、脳にダメージが大きいこと」なので、先生からあまり無理をして歩かせない方がいいと勧められ、今はカートでお散歩が恒例になっています。
それでも、お散歩に行きたくて、カートを準備し始めると、「乗せて~~~~!!!はやく、はやく!」と催促するようにまでなりました。

ポメ店長も、ゆうくんも、散歩大好きっ!
今、こうして愉しければ、それでいいんです!
このちっちゃな幸せを、いっぱい積み重ねてあげたいなと、思っています。


“治せない病気”を持ってしまったおふたりさんですが、今日もこんなふうに笑顔で元気いっぱいです。

この笑顔から、学ぶことが多いです。

人間も、どんな時でも、こんなふうに笑って過ごせたらいいのになあ・・・と思います。
この笑顔にどれだけ励まされたことでしょう。

この笑顔がまぶしくて、愛おしくてたまらない、店員Hです。

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