番頭デュークの業務日誌
猫に点滴・・・・・・え?
2011年12月16日
冷えますね~。
寒波到来。
夜が深まるにつれ、どんどん気温が下がってきてますよ~。
ただいま、関東南部地方、4度。
ぶるぶるです。
今夜は早く寝よう。
相変わらず2時過ぎに言っても、あんまり早く感じませんが・・・。
昨日までは毛布1枚と着布団1枚しか着ていなかったので、さっき慌てて毛布をもう1枚出して、朝の冷えに備えましたよ。
さすがに、今年は寒さが身にしみます。
ババシャツだけじゃなく、布団も薄いと足が冷えて眠りが浅い気がします。
目の下真っ黒状態。
起きた直後の鏡に写った自分の顔見て、化け物かとギクッとする今日この頃。
ヤバイです。
しかも、コンコン咳が出るようになっちゃいました。
外出はマスク必携なのに、いつ風邪ひいたかいな?
さすがに、今日はエアコン暖房始動です。
始動する直前までは、相も変わらず、ゆうくんの抱っこ抱っこ攻撃が激しかったんですが、暖房スイッチオンした途端に、おろせや!
それ以来、ずっとマイハウスで気持ちよさげに就寝中。
ゲンキンなお方です。
おかげで、片手ふさがりがなくなり、家事やら作業やらが早く片付きました。
設定温度低めで大丈夫そうなので、これから寒い日は、つけてあげよう。
さてさて、昨日15日は、今年最後の動物病院通院と相成りました。
ポメ店長は、時々嘔吐や軟便があるものの、食欲もお散歩欲もあり、とても元気に過ごせているので、現状維持を目指すのみ。
ゆうくんがちょっと寒い朝、一緒に寝ている温かい毛布かぶり寝状態から、起きてリビングに抱いて連れてくると、軽いてんかんの発作が頻発するようになっちゃいました。
夏の気温変化と同様、やはり逆に冬の温→冷の気温変化も、少なからず影響がありそうです。
それが証拠に、同じ朝でも、暖かい朝だったり、1枚綿の洋服を着せていたりすると、発作があまり起こりません。
薬の量が病状に合っていないかどうかは、検査をしないと分からないので、とりあえずお正月明けまで様子を見ることになりました。
なにせ、これ以上薬を増やすと、またもや一日中眠ってしまう状況が生じる可能性があります。
薬の影響なので、仕方ないのですが、今も一日の大半を眠って過ごしているので、なんだかこれ以上薬を強くするのは、できれば避けたい、というのが、店員Hの希望で、先生もそこを心配されています。
ただ、病状に合っていないのならば考えざるを得ないので、血中濃度検査を近く一度はすることになりそうです。
ポメ店長もゆうくんも、現状維持が今の課題です。
頑張れ、じいちゃんたち!!
先生に今年一年の御礼を言って、いつものサイクルで薬をいただくとお正月明けすぐに行かなくてはならないので、今回はいつもの倍の日数分、お薬をいただいてきました。
なので、めっちゃ大量の荷物に。
点滴用のリンゲル液や療法食があるので、重いのなんの。
車までは看護婦さんが運んでくださって問題ないんですが、マンションの部屋までは自分で運ぶしかないんで、ポメ店長とゆうくんに車で待っていただいて、ひたすらせっせと先に荷物をあげるのに何度も往復。
腰痛・膝痛ダブルパンチの身には、かなりの重労働でござった。
はあ~、それでも、無事にお正月を迎えられそうで、ホッとしたでごじゃる~。
緊張の連続でしたが、ちょこっと気が抜けました。
でも、シニアの重病患者約2名抱えてますから、油断は禁物。
急変も可能性大ですから。
得てして、こういう年末とかお正月とかいった、世の中長いお休みの時に限って、体調崩すパターンってよくありますからね。
ただ、去年と違って、今年はお世話になっている病院は年中無休なので、なにかあったらすぐに連れて飛んでいけます。
そこがかなり安心感ありますね。
少し肩の荷が去年より軽い感じです。
それだけでも、ありがたや~でございます。
さて、ホッとして帰ったらなんだか疲労感で一杯に。
久しぶりに診察室の台に乗せられたおふたりさんも、緊張からお疲れモード。
結局夕食後は3人でノックアウトでございました。
そこへ、不思議な電話が!
お散歩の途中で、よくお会いして、時々声をかけてくださるOさんとおっしゃるご婦人がいらっしゃるのですが、先日、散歩の折にまた呼び止められました。
去年ポメ店長が歩けなくなったときを見てご存じで、病院を変えたら途端に元気が戻り、毎日家で点滴をしているけれど、どんどん元気になっていくポメ店長を見て、訊きたいことがあるからとのこと。
なにかと思ったら、Oさんはたくさんの猫を飼ってきて今3匹老猫がいるのだそうですが、そのうちの1匹の具合が急激に悪くなり、前に我が家もかかっていた同じ病院にずっと通っているんだけど、毎日点滴に通うように言われ、経済的にも体力的にも、飼い主さんも猫ちゃんも共に疲弊してしまってまいっている。
だから、可能なら家点滴を勧めてくれる(病院で毎日点滴するより経済的にも圧倒的に安くなります)、あんこ~る家が今通院している病院を紹介してほしいとのご依頼でした。
それは簡単なことなので、病院の電話番号をお教えしたところ、その日のうちに病院に走られた様子。
翌朝、ものすごい雨の中、朝7時に玄関チャイムが鳴り、そんな時間に誰かが訪ねてくることのないあんこ~る家。
ちょうど徹夜仕事明けで、ゴミを捨てたら寝ようと思っていたところで、突然のピンポ~ン♪に飛び上がりそうになりましたが、出てみたらなんとそのOさんが点滴セットを持って、「先生に教わったのだけど、やっぱりよくわからないから教えてください」と。
びしょ濡れになって、立っていらっしゃって、ビックリしました。
だって、住んでる建物は前に訊かれて言った記憶があるけれど、部屋をピンポイントで訪ねてこられたので、「よくわかりましたね?」って言ったら、「郵便受けで確認しました」って・・・。
ひえ~~~~。
背筋が凍ったぞよ。
すごすぎる。
ビックリこきまろ。
実際に、ご本人にやってもらいながらやり方を詳しく説明をしたら、「ありがとう」と帰って行かれました。
あんこ~る家の電話番号も訊かれたんで、この時、お教えしました。
「猫ちゃん多少はよくなったかしらん?」と気になっていたら、数日後に、わざわざ電話で、「快方に向かってごはんが少し食べられるようになり、ぐったりして寝ていたのが、動き回るようになりました。いい先生をご紹介いただいて、ありがとうございました。」とご連絡をいただきました。
「それはよかったですね」と胸をなでおろしたんですが、点滴がおひとりでできたのかどうかをお尋ねしても明快なお応えがない状態でした。
でも、後で知ったのですが、やはり猫ちゃんがぐにゃぐにゃ動いてしまって、お家点滴は難しく、結局、毎日通院していた様子。
・・・で、昨夜のこと。
突然、また電話で、「K先生(ポメ店長とゆうくんがお世話になっている院長先生です)がお休みの2日間、店員Hさんにやってもらえばいいじゃない、とK先生から言われたから」と、
猫ちゃんの点滴をお願いしたいとのこと。
・・・・・!?
は、はぁ~!?・・・・
な、なんで!?
なにがなにやら・・・???????
お世話になっているK先生がそうおっしゃったなら、お断りすることもできず、とりあえず約束して、本日午後に気が重い状態のまま行ってきました。
頼まれると断れない、お人よしすぎる性格。
だけどさ、なんか今回は納得いかないなあ・・・。
行く前に、病院に電話をして事情を説明し、「飼い主以外の人間が点滴するのって大丈夫なんですかね?」と確認し、問題ないというので、猫ちゃんに点滴を打つときの注意事項も確認し、なんか納得いかないけど、「じゃあ、お困りのようなので、トライしてみます」と伝えて電話を切りました。
う~ん、やっぱり、なんか「変」でないかい?
だってね、猫ちゃんですわよ。
しかも、余所様の・・・。
なんかあったらどうすんねん?
ポメ店長は我が子、しかも、ワンコで、だいぶお家点滴にも慣れてくれて(点滴後のオヤツ欲しさに、ではありますが・・・)、ジッとしていてくれるので、店員Hもいまだに緊張しながらも、毎日点滴をなんとか続けられています。
そんなポメ店長でも、時々ちょっと動いて針がはずれてしまったりするハプニングも何度かあったくらいです。
猫ちゃんて、果たして、ジッとしてられるんかいな?
あばれまくったらどないしよ~?
一晩、いろいろ頭の中を心配事がぐ~るぐ~るで、全然眠れず。
約束の時間になってしまったんで、意を決して、ご近所の団地の初めてのお宅にいきなりの「こんにちは」。
自分のやり方と準備段階から違って、ラインから気泡を出すのに、Oさん机をびしょ濡れにしながら、格闘すること30分。
やっと準備が整い、「じゃあ、押さえてますから、よろしくお願いします」って、渡されちゃったよ、おい!
それがね、その猫ちゃん、病気でご飯が食べられずに急激に体重が落ちてしまい、初めて会ってみたら、骨川筋衛門状態の激やせで、触ってみたら、皮がびよ~んと伸びるだけで、お肉が・・・ない。
うっ、・・・ど、どこに針打てばいいんじゃろ?
ポメ店長はしっかり脂肪を蓄えられてるから針が安定するんだけど、この子ダイジョブか?
と、ドキドキしながら、余所様の猫にぶすっと点滴の針を刺す。
ギ・ニャア~~~~ッ!!
げっ!?(@@)
「い、痛かったぁ~!?ごめんね、ごめんね、ごめんね~~~~~~!!」
もう、頭は、プチパニック状態です。
それでも先の作業に移ろうとして、少し注射器を圧し込んだら、ジョロジョロ~っと猫ちゃんの体から液漏れが。
んっ!?げげっ!!
そうなんです。
圧に負けて、針がはずれちゃうんです。
どひゃあ~~~~!どうすりゃいいねん!?
大パニ~~~ック。
そしたら、Oさんが、慌てて針を入れ直そうと、自らブスブス何度も何度も、猫ちゃんに針を打つもんだから、猫ちゃん悶絶。
あまりの痛さに、にゅる~っと逃げてく。(爆)
唖然と見つめる店員H。
何度かトライするものの、どうしても針が抜けてしまうので、Oさん、とうとう諦めた。
「やっぱり、病院に連れて行きます。」
・・・・・
「すみません。」
何も役に立てなかったのに、ご遠慮したものの、押し切られて、お茶までいただき、おみやげの自作味噌までいただいて、呆然と帰宅。
「K先生が打つと全然おとなしく針がなんともなく入って、点滴あっという間に終わった」と繰り返されるんですが、そりゃ先生はプロだし。
店員H、残念ながら、獣医師じゃないっす。
「別の先生がいらっしゃるから、行けばやってくれるそうです」と、先問い合わせた電話で確認したことを伝え、「病院に向かうから」とお別れしましたが、なんだかどよ~んと重くなっちゃいましたさ。
精神的に疲労困憊。
まあ、失敗したことで、もう二度とたぶん依頼はこないだろうから、正直ちょっと内心安堵してしもた自分がおりました。
いやはや、なんで余所様の猫ちゃんまで点滴する羽目になったんやろ?
そういえば、プチパニック状態、のち、放心状態で、帰宅したため、Oさんに先生に針刺した後のケアをしてもらって、と伝えるのを忘れたので、病院にもう一度電話をして、「猫ちゃん何度もブスブス針刺してしもたんで(ブスブス何度もやったのはOさんですが)、もしかしたら血管傷めて出血してしまってるかもしれないんで、毛が黒くて(クロネコちゃんでした)よく確認できなかったから、先生にそれも診ていただくようにお願いします」と伝えました。
その電話で、判明したことがひとつ。
案の定、K先生が言ったのではなく、Oさんが自ら「店員Hさんにやってもらうからいい」と言ったんだそうです。
やっぱり、そうだよね~、K先生が、軽々しくそんなこと言うわけないよね~。
看護婦さんも慌ててお休み中のK先生に、電話で昼間の店員Hからの電話内容を伝えた模様。
いやはや、なんだかお互い、振り回されちゃいましたね。
店員H、あまり我が事で人様にお願いすることがなく、そういうのって不得手なので、正直、今回は本当に精神的に疲れました。
しかも、なにせ、お散歩のときにちょっとお話する程度の仲で、相手のことをよく知らないわけで、いきなりグイグイ来られて、ちょっとかなりビビりました。
人間関係って、難しいもんですね。
最近は、孤独に仕事して暮らしてるんで、人間関係に悩むなんてことから、遠ざかってたんですが、久々にちょいへこみました。
はあ~・・・
それにしても、かわいそうだったのは、猫ちゃんです。
被害者の猫ちゃんには悪かったなあ・・・・
とにかく、先生にちゃんと点滴打ってもらって、ご飯食べれるようになって、元気になってくれるといいな。
ポメ店長みたいに、「食欲完全復帰~!」になるまで頑張れ~~~~!
因みに、猫ちゃんのお名前は・・・「お譲」ちゃんだそうです。(『美空ひばり』みたいね)
御歳15才。
歳もポメ店長と一緒だね。
15才、ワンコもニャンコも、みんな、けっぱれ(がんばれ)~~~~!!
とんだ一日でございました。
ふう・・・
お疲れ様でした。
撃沈。
ポメ店長の点滴・・・は、今日も無事終了。
ポメ店長、おとなしく点滴受けてくれて、ほんとに、あんたはエライ!!
あんがとさん。
店員H、わが子のために、がんばりまっす!!
寒波到来。
夜が深まるにつれ、どんどん気温が下がってきてますよ~。
ただいま、関東南部地方、4度。
ぶるぶるです。
今夜は早く寝よう。
相変わらず2時過ぎに言っても、あんまり早く感じませんが・・・。
昨日までは毛布1枚と着布団1枚しか着ていなかったので、さっき慌てて毛布をもう1枚出して、朝の冷えに備えましたよ。
さすがに、今年は寒さが身にしみます。
ババシャツだけじゃなく、布団も薄いと足が冷えて眠りが浅い気がします。
目の下真っ黒状態。
起きた直後の鏡に写った自分の顔見て、化け物かとギクッとする今日この頃。
ヤバイです。
しかも、コンコン咳が出るようになっちゃいました。
外出はマスク必携なのに、いつ風邪ひいたかいな?
さすがに、今日はエアコン暖房始動です。
始動する直前までは、相も変わらず、ゆうくんの抱っこ抱っこ攻撃が激しかったんですが、暖房スイッチオンした途端に、おろせや!
それ以来、ずっとマイハウスで気持ちよさげに就寝中。
ゲンキンなお方です。
おかげで、片手ふさがりがなくなり、家事やら作業やらが早く片付きました。
設定温度低めで大丈夫そうなので、これから寒い日は、つけてあげよう。
さてさて、昨日15日は、今年最後の動物病院通院と相成りました。
ポメ店長は、時々嘔吐や軟便があるものの、食欲もお散歩欲もあり、とても元気に過ごせているので、現状維持を目指すのみ。
ゆうくんがちょっと寒い朝、一緒に寝ている温かい毛布かぶり寝状態から、起きてリビングに抱いて連れてくると、軽いてんかんの発作が頻発するようになっちゃいました。
夏の気温変化と同様、やはり逆に冬の温→冷の気温変化も、少なからず影響がありそうです。
それが証拠に、同じ朝でも、暖かい朝だったり、1枚綿の洋服を着せていたりすると、発作があまり起こりません。
薬の量が病状に合っていないかどうかは、検査をしないと分からないので、とりあえずお正月明けまで様子を見ることになりました。
なにせ、これ以上薬を増やすと、またもや一日中眠ってしまう状況が生じる可能性があります。
薬の影響なので、仕方ないのですが、今も一日の大半を眠って過ごしているので、なんだかこれ以上薬を強くするのは、できれば避けたい、というのが、店員Hの希望で、先生もそこを心配されています。
ただ、病状に合っていないのならば考えざるを得ないので、血中濃度検査を近く一度はすることになりそうです。
ポメ店長もゆうくんも、現状維持が今の課題です。
頑張れ、じいちゃんたち!!
先生に今年一年の御礼を言って、いつものサイクルで薬をいただくとお正月明けすぐに行かなくてはならないので、今回はいつもの倍の日数分、お薬をいただいてきました。
なので、めっちゃ大量の荷物に。
点滴用のリンゲル液や療法食があるので、重いのなんの。
車までは看護婦さんが運んでくださって問題ないんですが、マンションの部屋までは自分で運ぶしかないんで、ポメ店長とゆうくんに車で待っていただいて、ひたすらせっせと先に荷物をあげるのに何度も往復。
腰痛・膝痛ダブルパンチの身には、かなりの重労働でござった。
はあ~、それでも、無事にお正月を迎えられそうで、ホッとしたでごじゃる~。
緊張の連続でしたが、ちょこっと気が抜けました。
でも、シニアの重病患者約2名抱えてますから、油断は禁物。
急変も可能性大ですから。
得てして、こういう年末とかお正月とかいった、世の中長いお休みの時に限って、体調崩すパターンってよくありますからね。
ただ、去年と違って、今年はお世話になっている病院は年中無休なので、なにかあったらすぐに連れて飛んでいけます。
そこがかなり安心感ありますね。
少し肩の荷が去年より軽い感じです。
それだけでも、ありがたや~でございます。
さて、ホッとして帰ったらなんだか疲労感で一杯に。
久しぶりに診察室の台に乗せられたおふたりさんも、緊張からお疲れモード。
結局夕食後は3人でノックアウトでございました。
そこへ、不思議な電話が!
お散歩の途中で、よくお会いして、時々声をかけてくださるOさんとおっしゃるご婦人がいらっしゃるのですが、先日、散歩の折にまた呼び止められました。
去年ポメ店長が歩けなくなったときを見てご存じで、病院を変えたら途端に元気が戻り、毎日家で点滴をしているけれど、どんどん元気になっていくポメ店長を見て、訊きたいことがあるからとのこと。
なにかと思ったら、Oさんはたくさんの猫を飼ってきて今3匹老猫がいるのだそうですが、そのうちの1匹の具合が急激に悪くなり、前に我が家もかかっていた同じ病院にずっと通っているんだけど、毎日点滴に通うように言われ、経済的にも体力的にも、飼い主さんも猫ちゃんも共に疲弊してしまってまいっている。
だから、可能なら家点滴を勧めてくれる(病院で毎日点滴するより経済的にも圧倒的に安くなります)、あんこ~る家が今通院している病院を紹介してほしいとのご依頼でした。
それは簡単なことなので、病院の電話番号をお教えしたところ、その日のうちに病院に走られた様子。
翌朝、ものすごい雨の中、朝7時に玄関チャイムが鳴り、そんな時間に誰かが訪ねてくることのないあんこ~る家。
ちょうど徹夜仕事明けで、ゴミを捨てたら寝ようと思っていたところで、突然のピンポ~ン♪に飛び上がりそうになりましたが、出てみたらなんとそのOさんが点滴セットを持って、「先生に教わったのだけど、やっぱりよくわからないから教えてください」と。
びしょ濡れになって、立っていらっしゃって、ビックリしました。
だって、住んでる建物は前に訊かれて言った記憶があるけれど、部屋をピンポイントで訪ねてこられたので、「よくわかりましたね?」って言ったら、「郵便受けで確認しました」って・・・。
ひえ~~~~。
背筋が凍ったぞよ。
すごすぎる。
ビックリこきまろ。
実際に、ご本人にやってもらいながらやり方を詳しく説明をしたら、「ありがとう」と帰って行かれました。
あんこ~る家の電話番号も訊かれたんで、この時、お教えしました。
「猫ちゃん多少はよくなったかしらん?」と気になっていたら、数日後に、わざわざ電話で、「快方に向かってごはんが少し食べられるようになり、ぐったりして寝ていたのが、動き回るようになりました。いい先生をご紹介いただいて、ありがとうございました。」とご連絡をいただきました。
「それはよかったですね」と胸をなでおろしたんですが、点滴がおひとりでできたのかどうかをお尋ねしても明快なお応えがない状態でした。
でも、後で知ったのですが、やはり猫ちゃんがぐにゃぐにゃ動いてしまって、お家点滴は難しく、結局、毎日通院していた様子。
・・・で、昨夜のこと。
突然、また電話で、「K先生(ポメ店長とゆうくんがお世話になっている院長先生です)がお休みの2日間、店員Hさんにやってもらえばいいじゃない、とK先生から言われたから」と、
猫ちゃんの点滴をお願いしたいとのこと。
・・・・・!?
は、はぁ~!?・・・・
な、なんで!?
なにがなにやら・・・???????
お世話になっているK先生がそうおっしゃったなら、お断りすることもできず、とりあえず約束して、本日午後に気が重い状態のまま行ってきました。
頼まれると断れない、お人よしすぎる性格。
だけどさ、なんか今回は納得いかないなあ・・・。
行く前に、病院に電話をして事情を説明し、「飼い主以外の人間が点滴するのって大丈夫なんですかね?」と確認し、問題ないというので、猫ちゃんに点滴を打つときの注意事項も確認し、なんか納得いかないけど、「じゃあ、お困りのようなので、トライしてみます」と伝えて電話を切りました。
う~ん、やっぱり、なんか「変」でないかい?
だってね、猫ちゃんですわよ。
しかも、余所様の・・・。
なんかあったらどうすんねん?
ポメ店長は我が子、しかも、ワンコで、だいぶお家点滴にも慣れてくれて(点滴後のオヤツ欲しさに、ではありますが・・・)、ジッとしていてくれるので、店員Hもいまだに緊張しながらも、毎日点滴をなんとか続けられています。
そんなポメ店長でも、時々ちょっと動いて針がはずれてしまったりするハプニングも何度かあったくらいです。
猫ちゃんて、果たして、ジッとしてられるんかいな?
あばれまくったらどないしよ~?
一晩、いろいろ頭の中を心配事がぐ~るぐ~るで、全然眠れず。
約束の時間になってしまったんで、意を決して、ご近所の団地の初めてのお宅にいきなりの「こんにちは」。
自分のやり方と準備段階から違って、ラインから気泡を出すのに、Oさん机をびしょ濡れにしながら、格闘すること30分。
やっと準備が整い、「じゃあ、押さえてますから、よろしくお願いします」って、渡されちゃったよ、おい!
それがね、その猫ちゃん、病気でご飯が食べられずに急激に体重が落ちてしまい、初めて会ってみたら、骨川筋衛門状態の激やせで、触ってみたら、皮がびよ~んと伸びるだけで、お肉が・・・ない。
うっ、・・・ど、どこに針打てばいいんじゃろ?
ポメ店長はしっかり脂肪を蓄えられてるから針が安定するんだけど、この子ダイジョブか?
と、ドキドキしながら、余所様の猫にぶすっと点滴の針を刺す。
ギ・ニャア~~~~ッ!!
げっ!?(@@)
「い、痛かったぁ~!?ごめんね、ごめんね、ごめんね~~~~~~!!」
もう、頭は、プチパニック状態です。
それでも先の作業に移ろうとして、少し注射器を圧し込んだら、ジョロジョロ~っと猫ちゃんの体から液漏れが。
んっ!?げげっ!!
そうなんです。
圧に負けて、針がはずれちゃうんです。
どひゃあ~~~~!どうすりゃいいねん!?
大パニ~~~ック。
そしたら、Oさんが、慌てて針を入れ直そうと、自らブスブス何度も何度も、猫ちゃんに針を打つもんだから、猫ちゃん悶絶。
あまりの痛さに、にゅる~っと逃げてく。(爆)
唖然と見つめる店員H。
何度かトライするものの、どうしても針が抜けてしまうので、Oさん、とうとう諦めた。
「やっぱり、病院に連れて行きます。」
・・・・・
「すみません。」
何も役に立てなかったのに、ご遠慮したものの、押し切られて、お茶までいただき、おみやげの自作味噌までいただいて、呆然と帰宅。
「K先生が打つと全然おとなしく針がなんともなく入って、点滴あっという間に終わった」と繰り返されるんですが、そりゃ先生はプロだし。
店員H、残念ながら、獣医師じゃないっす。
「別の先生がいらっしゃるから、行けばやってくれるそうです」と、先問い合わせた電話で確認したことを伝え、「病院に向かうから」とお別れしましたが、なんだかどよ~んと重くなっちゃいましたさ。
精神的に疲労困憊。
まあ、失敗したことで、もう二度とたぶん依頼はこないだろうから、正直ちょっと内心安堵してしもた自分がおりました。
いやはや、なんで余所様の猫ちゃんまで点滴する羽目になったんやろ?
そういえば、プチパニック状態、のち、放心状態で、帰宅したため、Oさんに先生に針刺した後のケアをしてもらって、と伝えるのを忘れたので、病院にもう一度電話をして、「猫ちゃん何度もブスブス針刺してしもたんで(ブスブス何度もやったのはOさんですが)、もしかしたら血管傷めて出血してしまってるかもしれないんで、毛が黒くて(クロネコちゃんでした)よく確認できなかったから、先生にそれも診ていただくようにお願いします」と伝えました。
その電話で、判明したことがひとつ。
案の定、K先生が言ったのではなく、Oさんが自ら「店員Hさんにやってもらうからいい」と言ったんだそうです。
やっぱり、そうだよね~、K先生が、軽々しくそんなこと言うわけないよね~。
看護婦さんも慌ててお休み中のK先生に、電話で昼間の店員Hからの電話内容を伝えた模様。
いやはや、なんだかお互い、振り回されちゃいましたね。
店員H、あまり我が事で人様にお願いすることがなく、そういうのって不得手なので、正直、今回は本当に精神的に疲れました。
しかも、なにせ、お散歩のときにちょっとお話する程度の仲で、相手のことをよく知らないわけで、いきなりグイグイ来られて、ちょっとかなりビビりました。
人間関係って、難しいもんですね。
最近は、孤独に仕事して暮らしてるんで、人間関係に悩むなんてことから、遠ざかってたんですが、久々にちょいへこみました。
はあ~・・・
それにしても、かわいそうだったのは、猫ちゃんです。
被害者の猫ちゃんには悪かったなあ・・・・
とにかく、先生にちゃんと点滴打ってもらって、ご飯食べれるようになって、元気になってくれるといいな。
ポメ店長みたいに、「食欲完全復帰~!」になるまで頑張れ~~~~!
因みに、猫ちゃんのお名前は・・・「お譲」ちゃんだそうです。(『美空ひばり』みたいね)
御歳15才。
歳もポメ店長と一緒だね。
15才、ワンコもニャンコも、みんな、けっぱれ(がんばれ)~~~~!!
とんだ一日でございました。
ふう・・・
お疲れ様でした。
撃沈。
ポメ店長の点滴・・・は、今日も無事終了。
ポメ店長、おとなしく点滴受けてくれて、ほんとに、あんたはエライ!!
あんがとさん。
店員H、わが子のために、がんばりまっす!!