番頭デュークの業務日誌
ゆうくんとのかけひき
2013年05月30日
いきなり梅雨入りしちゃいましたね~。
もう少し先かなあ?なんて軽く考えていたんで、関東地方も梅雨入りと聞いて、どど~んと気持ちが重くなってしまいましたよ~。
梅雨時の散歩のタイミングが難しいから・・・・・。
梅雨の合間をぬっての散歩になるわけで、夕方降り出すことも多いわけで・・・。
「いまだ!それ~!!」って出かけると、ご丁寧に出かけた途端に、降られる!
去年はしょっちゅうこれにやられてました。
よほど普段の行ないが悪いのか、見事にはまっていた気がしてなりません。
信じられないくらいの雨になってずぶ濡れになって帰ったことも・・・・。
果たして・・・タイミングが悪かっただけなのでしょうか?
運が悪すぎです。とほほ。
なんかトラウマになっている店員Hです。
さて、さて、今日はゆうくんのお話。
ポメさんの薬バレで飲まなくなられたお話は先日しましたが、なんと、実はゆうくんまでも飲んでくれなくなってしまったんですぅ。
薬を飲み始めてからもう2年半になりますが、当初は飲んでくれなくて困ったものの、2種類の抗テンカン薬が錠剤なので、ペットショップの店員さんに教えてもらったチーズにくるんであげる方法、これが見事に成功!
それ以来、ずっとなんの問題もなく、おやつだと思って、喜んで食べてくれていました。
ああ、それなのに、それなのに・・・・・
先日戸塚のスーパードクター・布川先生(ぬのかわ犬猫病院 http://www.nk-inuneko.com/)のところに、下痢が1ヶ月も続いたポメ店長を連れて駆け込んだんですが、その折に、今月初めにフィラリアの検査と一緒に行った血液検査の結果で肝臓値が飛びぬけて高くなってしまっていたゆうくんのこともご相談させていただきました。
結果、想像していた通り、当初は「ゾニサミド」だけだったのですが、発作が治まらないので、後から追加で飲むことになった抗テンカン薬の「フェノバール」の副作用だという診断が為されました。
すぐに薬を変えた方がいいというご助言により、副作用が少ないとされる「臭化カリウム」に変えることをご提案いただき、さっそくいただいて帰ってその夜から切り替えを始めました。
つまり、「ゾニサミド」「フェノバール」の併用だったのを、「ゾニサミド」「臭化カリウム」の併用に変更するということになります。
これが、ね、この薬の変更がね、きっかけになって、実は、大問題になったわけですよ。
この「臭化カリウム」、結晶状のいわば粉薬でして、どうやって飲ませるか、また悩むことに。
チーズになんとか包み込んで、当然ふつうに食べてくれるだろうとたかをくくっていたんですが・・・。
ニオイを嗅いで、プイッと踵を返し、部屋の隅からじと~っとうらめしや~!の表情。
・・・・・・え!?・・・・・・・
確認したところ、薬そのものにはニオイはないと先生もおっしゃっていたんですが、どうやら犬の臭覚には臭ったようで・・・。
それから、薬の時間になる度に、臭化カリウムではない時まで嫌がるようになっちゃいまして・・・
ただ、ゆうくんの場合、テンカンの症状が重いため、薬が切れると途端に発作が出てしまいます。
12時間置きに必ず飲ませなければいけない薬。
この薬のおかげで、発作が出ずにすんでいるわけです。
薬の切り替えには2か月近く時間がかかるため、正直不安な部分も多々あったのですが、「フェノバール」の肝臓への負担を考えると、なんとか2か月乗り切らねば~と思っていたのに・・・。
いきなりの挫折。
錠剤ではない上、水に溶けると人の皮膚からも取り込まれてしまうため手袋をはめて触れなければならないなど、面倒な点もあります。
チーズでくるむことでなんとかなるだろうと簡単に考えていた店員H、実に困り果てました。
ゆうくん、強情なところがあって、嫌となったら、とことん嫌!
チーズを近づけると逃げ回ります。
薬を飲ませるのに3時間もかかった日もありました。
おかげで薬の効果切れで発作まみれに・・・
これはまずい!と、翌日口こじ開けてチーズさら放りこんだら、すっかり怒ってすねまくられ、呼んでも近づいてくれなくなってしまいました。
3年かかって築いた信頼が、いっきに音を立てて崩れていく~~~~!!!(;;)
店員Hのそばにいつもぴったんこしていたゆうくんが、ここ数日はいつも数メートル離れたところから、警戒されている。
呼んでも来ない。
抱いても顔をそむけられる。
店員H、心が折れそうになりましたわさ。
おまけに、薬の切り替えに伴い、案の定、発作が頻発するように。
失禁までいってしまう発作は、「ゾニサミド」と「フェノバール」が効いてくれて、薬でコントロールできていたので、「フェノバール」を追加で飲み始めたここ2年くらいは、ほとんど出ませんでした。
それが・・・・
毎日起こる・・・・。
ご飯も食べられなくなってきていました。
薬が入っているという疑念からかもしれませんが・・・。
うううううう~~~~~ん・・・・・
いいのか、これで・・・!?
ポメ店長の「潰瘍性大腸炎」が薬でよくなってきて、やっと店員Hも眠れるようになったかなと思ったら、今度はゆうくんのテンカン発作で寝られない生活に逆戻り~。
夜中に突然ひゃい~~~~ん!!と叫んで急にガックリして息が止まってしまい大量に失禁してしまいました。
こんな重度の発作久しぶりで、慌てました。
幸い続けての発作はなかったのですが、重い発作であることは確かです。
もう心折れまくりで、まんじりともせず朝を迎え、病院の開く時間に慌てて先生に電話で泣きついちゃいました。
「獣医学的には薬を変更するのがいいというのが判断だけれど、そうすることで生活の質まで落としてしまって、ゆうくんにも店員Hにもストレスになってしまうのなら、意味がない。
肝臓は強い臓器だから、ちゃんとご飯を食べてストレスのない生活を続けられれば、数値が戻りいい状態に戻る可能性もある。
だから、元に戻す方がいいと思います。」
と、アドバイスしていただきました。
先生のこういう判断とアドバイス、本当にありがたいんです。
救われるんです。
これまでのかかりつけの獣医さんは、そういう判断をほぼ全て「どうしますか?」と飼い主である店員Hに負わされてきたので、知識が乏しい中で判断せざるを得ず、本当につらく怖い思いばかりしてきましたから。
布川先生は、総合的に判断をしてくださるので、本当に頼りになります。
先生の言葉で一気に緊張がほぐれてきて泣きそうになりましたもの。
「ゆうくんにも嫌われて、心が折れそうだったんです」とつい先生に漏らしてしまいました。
先生の温かいお言葉が、神の声に聞こえました。
で、さっそく元の薬の組み合わせに戻したんですが・・・・・。
あまくなかった・・・がっくし。
ゆうくん、「チーズ=薬が入ってる」と学習してしまいました。
食べません。
一生懸命食べてくれるように促すのですが、逃げ回って、嫌がって食べてくれません。
ゆうくんの好きなものでトライしてみたりしましたが、何をやっても全然ダメ。
ゆうくん、学習能力高すぎですよ。忘れてほしいなあ。なかったことにしてほしいなあ・・・。
無理・・・ですかね?
逃げ回るゆうくんの後をよつんばいでチーズ持って追いかけまわす日々。
もはや薬の時間はゆうくんとの闘い状態に。
ただ、薬の時間を遅らすとまた発作が出てしまうので、結局、最後は無理矢理口こじ開けてポイッと放り込むしかなくなってしまっております。
ああ、やるせない・・・。
どうしたら、あの信頼が取り戻せることやら・・・・・?
ポメ店長は、相変わらず療法食断固拒否!ハンストを続けてますし、薬もやはり無理矢理つっこむ日々になってしまいましたし・・・。
ゆうくんもご飯は食べてくれるように戻りましたが、薬は断固拒否!こちらも口こじ開ける度に信頼がガタ落ちでして、すっかり嫌われ者に成り果てました。とほほ。
結局、やたらと薬とご飯に時間がかかるようになってしまい、店員H、相変わらず寝不足状態が続いております。
ホント、困っちゃったなあ~~~~~。
ああ、心が折れそうです。
誰かお助けを~~~~!!
画像は、数日前のまだ信頼厚き頃、ビスケットのオヤツを粉々にしてあげたら、夢中で食べていたと思ったら、お顔あげてみたらお鼻にビスケットついてたよ!の図です。
こんなふうに楽しくごはんやおやつを楽しめるように、早く戻りたいよ~♪
歯がないので、一生懸命食べると、エプロンもオヨドでドロドロになっちゃうんで、基本、スタイをして食べさせるんですが、最近はこのスタイも気に入らなくなったらしく、スタイをするとご飯を拒否するようになっちゃいまして・・・。
なんだかあれもこれもわがまま坊ちゃんに振り回される日々に陥っております。
まあ、嫌がることを毎日しているんですから、ストレスですねすねモードになってるんだと思うんですが・・・。
ポメ店長のベッド周りへのマーキング行動まで激しくなってしまい、ここのところ毎日掃除~!
店員Hの悩ましい日々は、当分続いてしまいそうです。
泣けてくるぅ~~~~!!
でも、負けないっ!!
頑張って克服すっど~~~~!!!!
ゆうくん、ポメ店長、どうかお願いします。
薬飲んでくれ~~~~!!!(←半泣き)