番頭デュークの業務日誌

思い出の地巡り
2013年12月19日
みんなとお別れした次の日。
11月27日。
この日は、家族揃って、ポメ店長の思い出の地巡りをしました。
カートに物言わぬポメ店長を乗せて。
行きたくて行きたくて仕方のなかった、大好きだったおっきな公園。
毎日歩いた散歩道、川沿いの遊歩道。
唯一仲良しだった黒猫のクロちゃんがいるクロちゃん橋。
そして、ポメ店長が愛してやまなかった「かぼちゃプリン」を食べに行ったドッグ・カフェ「プティ・シアン」さん。
そして、そして、ちっちゃい頃、毎日散歩しがてら、パパを迎えに行った町田駅。
この日は、北風が冷たい寒い日で、おっきな公園にはお友達の姿はありませんでした。
ゆっくりゆっくり公園を隅から隅まで歩いて、最後にいつもよく遊んだ芝生の広場へ。
夕陽がとてもきれいでした。
11月13日にここに来たのが最後になってしまったね。
もっともっと遊びたかったでしょうに。
あまり連れて来てあげられなくて、ごめんね。
今年は体調が安定しなかったこともあって、2月に行ったきり、なかなか来られなかった。
この日も、体調崩して少し戻ったばかりだったのに、いつもなら行かないタイミングで、なぜか店員H、「今日行かなくては!」と思ったんです。
たぶんポメ店長がどうしてもこの日に行きたくて、そうさせたんだと思います。
芝生の広場に、偶然にも、お友達がみんないて、会えた!
きっとみんなにお別れがしたかったんだね。
この日も脊髄が痛み出していたんだと思うのですが、ほとんど歩かず、じっとみんなを見つめていました。
そして、いつもの散歩道。
歩くのが大好きで、いつもゆうくんが乗ったカートを先導しながら、歩いてたね。
店員Hを引っ張って歩いてたのが、いつの間にか、並んで歩くようになり、いつの間にか、斜め後ろをついてくるようになり、歩いては止まり、歩いては止まり・・・そして、距離も短くなり、疲れて帰りはカートに乗るようになり、やがて最後はカートに乗ってる時間が逆転してしまったね。
・・・切なかった。
それでも最後まで散歩催促して、3日前まで散歩に行ったよね。
最後のお散歩、パパと一緒に「行ってきまぁ~す!」って愉しそうに出かけていく姿が、忘れられないよ。
お友達からのお手紙をクンクン嗅ぐのが大好きで、ここでもゴンちゃんやボブくん、モナちゃん、お友達いっぱいできたよね。
毎日毎日17年、ここを一緒に歩いたね。
今は一緒に歩いてくれるポメ店長がいなくて、切ない散歩道です。
お友達からのお手紙をクンクン入念にやってたクロちゃん橋にも行ったけれど、クロちゃんとはこの日は会えなかった。
いつもここだけはなぜかしつこく嗅いで、橋を2往復するのが常でした。
同じように、この日も2往復しました。
最後だからね。
しっかり嗅いで、しっかりお手紙読んでね。
体を丸めて橋のニオイを嗅ぐ姿が見えるかのようでした。
そして、そして、思い出のドッグ・カフェ。
電話で事情をお話したところ、お店の中に入れてもらえることに。
着いたのは、もう閉店時間の30分前。
お店には、偶然、誰もお客さんがいませんでした。
入り口に全員並んで、優しく迎え入れてくださったお店のスタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
電話でお願いしておいた「かぼちゃプリン」のテイクアウトも快く応じていただき、早速手渡していただけました。
それにスタッフの皆さんからのお気持ちで、ポメ店長も大好きだった美味しいワンコのパンケーキとクッキーも一緒にプレゼントしていただきました。
温かいお心遣いに、我慢していたのに涙が・・・
いつも座ったテーブルにみんなで一緒に座り、この日食事をしていなかったので人用パンケーキとコーヒーを注文。
ポメ店長もカートの中で、笑っているようでした。
今はオーナーさんが変わっているのですが、前のオーナーさんには本当によくしていただきました。
いつもポメ店長、前オーナーさんが注文を取りに来られると、「いつもの~~~♪早くね~!」って感じで、オーナーさんに「わんわんわん!」って訴えるんです。
オーナーさんも、もう慣れた感じで、「ハイハイ~!かぼちゃプリンね。」って。
ポメ店長最大の愉しみだったようです。
お花見で近くの薬師池公園に来た時は毎年必ずここで食事して帰りましたよね。
お誕生日も、行けるときは必ずここ。
あんなに大好きだった「プティ・シアン」(http://cafe-petitchien.com/)さんの「かぼちゃプリン」。
もっともっと食べさせてあげたかった。
現オーナーさんのご厚意で、いつも必ずここに来ると、置いてくれている季節の撮影セットで、ゆうくんと最後の記念撮影をさせていただけることに。
スタッフさんの一眼レフカメラで、素敵な写真を撮っていただき、お店のブログ(http://petitchien2008.blog19.fc2.com/page-1.html 11/27の最後に掲載されています。)にもこの写真を掲載していただけました。
本当にうれしかったです。
温かいお言葉、お気遣いが、本当にありがたかったです。
お店の皆様、ありがとうございました。
そして最後に、ちっちゃい頃、毎日パパを迎えに通った町田駅。
家から2キロくらいあるのですが、あの頃はそんな距離へっちゃらで歩いたよね。
時々同じ背格好の紺のスーツ姿の男性を見ると、パパと間違えて、歓迎コールしちゃったよね。
あの頃は、あんなに歩けてたんだよね。
最近は、30m歩くのもしんどそうになってた。
切ないよ。
車に乗ったまま町田駅を回って、帰宅しました。
ポメ店長との思い出の地。
こんなに少なかった・・・
仕事が休みがないもので、ほとんど旅行にも遠出にも連れて行ってあげられなかった。
もっともっといろんなところに、一緒に行きたかったんだけど。
意外とポメ店長との思い出の地は、こんなにも少なくて・・・。
最後に一緒に回れて、本当によかった。
番頭の時は、時間がなくて、これがやってあげられなかったから、どうしてもポメ店長にはこの時間をとってあげたくて、お空に昇る日を1日延ばしたんだよ。
家に帰ったら、途端にどうしようもない寂しさが襲ってきて参ったよ。
布団にポメ店長を寝かせてずっと朝まで付き添いました。
ゆうくんが、そばから離れない。
ニオイを嗅いでは、ポメ店長を起こそうとしてつついて、それでも起きないポメ店長を不思議そうに眺めて側に座って、そのまま寝ていました。
ゆうくん、もうポメ店長は、起きないんだよ。
未練だとわかっていても、ポメ店長の体にもう一度ポメ店長の魂が戻って欲しくて、時間を巻き戻したくて、我儘言って泣きました。
どうしても、お別れが信じられなくて・・・
もっともっと一緒にいたかった・・・。
パパのブログ「ポメとデュークとゆうくんと ~じいちゃんポメラニアン3兄弟なかよし日記」http://pomedukeyu.exblog.jp/
こちらでもポメのこと書いてます。
よろしければのぞいてやってください。